海の日の連休に喜多方までラーメンを食べに行く恒例のツーリング行事。喜多方での宿泊は俵屋さん。毎年、団体でお世話になっています。
ルートは各自で決めるのですが、私は自宅から3日間かけて喜多方まで走っていくルートを設定。3日目の浄土平越えが今回のツーリングのハイライトです。

3日目のスタートは郡山。まずは奥州街道を北上し福島市へ。

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福島市内から吾妻連峰を望む。小雨がぱらつくが、これから向かう吾妻小富士が見えていた。

福島市からいよいよ浄土平への上りに。長い上りなので急がずじっくり進む。
高湯温泉を過ぎて磐梯吾妻スカイラインに入ると、空気に涼しさが混じりはじめ気持ちが良い。

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つばくろ谷に掛かる橋から。眼下に福島盆地を見下ろす。

更に高度を上げていくと樹林帯がなくなり土と岩とわずかな低木だけの光景に変わり、一気に高山の雰囲気。
しかし、この辺りから天候も一気に変化。雨と強風がやってきた。
有毒ガス注意の看板が立つひらけた場所では、時折突風に煽られハンドルにしがみついて進路を確保する。
浄土平のレストハウスの直下、180°ターンが連続する最後の上りのつづら折れでは、強烈な向かい風と追い風を繰り返し受けるかたちになった。
向かい風ではインナローギアで懸命に漕いでなんとか前に進み、ターンして追い風になると、今度は軽くペダルを回しているだけで上り坂をグングン加速していく。あまりのギャップの激しさについ笑いが込みあげる。
レストハウス目前まで来ると雨は土砂降りに。あわてて建物の軒下に隠れるが、全身びしょ濡れになってしまった。

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レストハウス前。写真では土砂降り感がありませんね。

しばし休憩し様子を見るも雨が弱まる気配はなく、覚悟を決め上下合羽を着て走り出す。
容赦のない雨と風。合羽の中のウェアはすでに濡れているし、もうどうにでもなれという気分で進む。

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撮影ポイントの道路最高点に到着。この写真はなかなかの土砂降り感?

土湯峠に向かう下りは霧も出て慎重にじわじわと下りたが、土湯峠に気付かないまま国道との合流地点まで行ってしまった。
国道を逸れレイクラインに入る。
ここまで来ると霧と風が収まり、雨の降り方も普通になってきた。決して降り止んではいないのだが、なぜか快適に思えてしまう。

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秋元湖を見渡せる場所。霧が晴れてよかった。

 

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レイクラインの最高点。これで無事ポイント獲得!

その後は桧原湖の南岸を回り、桜峠を越えてゴールの喜多方へ。(桜峠で写真撮るの忘れました)
俵屋さんに到着したのは17:30。夕食の時間が迫っているので、到着ラーメンは断念。翌日の朝ラーを楽しみにする。

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翌朝ご主人と。タフな、思い出深い旅でした。天気の良い浄土平を再訪したいです。